単位定義ファイル

単位定義ファイルは単位変換ウィンドウで扱う単位を定義しています。 INIファイルの書式に準じたテキストファイルで、次の3つのセクションで構成されています。

単位定義ファイルの記述例はこちらをご覧ください。

Informationセクション

このセクションには、定義ファイルのファイル情報を記述します。 INIファイルの書式で記述します。項目と、記述する値は以下のとおりです。

Purpose ファイルの使用目的を記述します。単位定義ファイルでは必ず FlipCal Version 1.0 Unit Convertor Definition File にしてください。

Language この言語定義ファイルを使用する言語の名前を記述してください。

Codepage このファイルのコードページを記述してください。

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Fontセクション

このセクションには、単位変換ウィンドウで単位を表示するときに使用するフォントの名称を、INIファイルの書式で記述します。ここで指定したフォントは次の Unitsセクションで使用します。

FontX = フォント名

項目名の「FontX」の「X」には1桁の数字を指定します。つまり、フォントはX=0～9の9通りの指定ができます。 0～9のいずれの項目も省略可能ですが、省略するとその番号のフォント名には自動的に「Times New Roman」が指定されます。

「Font0」は規定のフォントで、Unitsセクションにおいてフォントの指定を行わなかったときに、デフォルト値として使用されます。

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Unitsセクション

このセクションには、単位変換テーブルを記述します。定義ファイルの他のセクションとは異なり、INIファイルの書式ではありません。

相互に変換可能な単位は一つのグループにまとめます。このグループを単位グループと呼びます。また、各単位グループには基礎となる単位が一つだけ存在し、これを基本単位と呼びます。変換テーブルでは、単位グループごとに相互に変換可能な単位を記述していきます。

Unitsセクションの一般的な書式は以下のようになります。

[Units]
---
GroupName:単位グループの名称
BaseUnit:基本単位の名称
Units:
<TAB>単位の名称<TAB>基本単位との比
<TAB>単位の名称<TAB>基本単位との比
  :
---
GroupName:単位グループの名称
BaseUnit:基本単位の名称
Units:
<TAB>単位の名称<TAB>基本単位との比
  :
  :

<TAB>はタブ文字を表します。「単位の名称」の前、「単位の名称」と「基本単位との比」の間には必ずタブ文字を挿入します。単位グループの開始位置には---を挿入します。

単位グループの最初の行ではGroupName:に単位グループの名称を記述します。この名称は、単位変換ウィンドウのグループを選択するコンボボックスに表示されます。

次に、BaseUnit:に基本単位の名称を記述します。基本単位は単位グループの基礎となる単位で、グループ内のすべての単位は基本単位に換算することができ、単位の変換は基本単位を媒介して行われます。記述にはHTMLタグに似たタグを挿入して文字を装飾することができます（詳細は後述します）。

Units:の行の次の行からは、このグループに含まれる単位を記述していきます。 1行に1つの単位を記述します。上記の書式にあるように、先頭のタブ文字の後、単位の名称と基本単位との比を記述します。単位の名称は、HTMLタグに似たタグを挿入して文字を装飾することができます（詳細は後述します）。

基本単位との比は、その単位の1単位を基本単位で表した時の値を記述します。この値はFlipCalインタプリタによって解析しますので、FlipCalインタプリタの数値の書式にしたがって記述する必要があります。例えば、基本単位を m （メートル）とし、cm （センチメートル）と km （キロメートル）を定義するには以下のように記述します。

[Units]
---
GroupName:長さ
BaseUnit:m
Units:
<TAB>cm<TAB>0.01
<TAB>km<TAB>1000

1cm を m で表すと 0.01m になりますので cm には 0.01 を、同様に 1km は 1000m ですので km には 1000 を記述します。

基本単位の名称と単位の名称は、HTMLタグに似たタグを挿入して文字を装飾することができます。タグはHTMLのものと同様に「<」と「>」で囲みます。使用できるタグは以下の4種類です。

  太字にします。

  イタリック書体にします。

  上付きの小さな文字にします。

<Fx> </F> フォントを「x」で指定した番号のフォントに変更します。「x」には1桁の数字を指定します。指定するのはFontセクションで定義したフォントの番号です。

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`Purpose`	ファイルの使用目的を記述します。単位定義ファイルでは必ず FlipCal Version 1.0 Unit Convertor Definition File にしてください。
`Language`	この言語定義ファイルを使用する言語の名前を記述してください。
`Codepage`	このファイルのコードページを記述してください。

`<B> </B>`	太字にします。
`<I> </I>`	イタリック書体にします。
`<U> </U>`	上付きの小さな文字にします。
`<Fx> </F>`	フォントを「x」で指定した番号のフォントに変更します。「x」には1桁の数字を指定します。指定するのはFontセクションで定義したフォントの番号です。