言語定義ファイル国際言語モジュールとは、FlipCalの表示言語に依存した部分を機能拡張するためのファイルです。 次の4つのファイルから構成されます。
ヘルプ・ファイル以外の3つの定義ファイルはプレーンなテキストファイルで、原則としてINIファイルの書式に準じます。 また、これらのファイルには共通の記述項目があります。
国際言語モジュールの基本になるのは言語定義ファイルです。 このファイルには、言語の基本的な情報と、その他の定義ファイルについての情報が含まれています。 各定義ファイル、ヘルプファイルは、必ずいずれかの言語定義ファイルに関連付けられています。
FlipCalインタプリタは起動時に言語定義ファイルをロードします。FlipCalが言語定義ファイルのロードを試みるのは起動時だけです。FlipCalインタプリタはFlipCal.exeの存在するフォルダ内にある、拡張子が lng の全てのファイルを、言語定義ファイルであるとみなしてロードを試みます。
ヘルプ・ファイル以外の3つの定義ファイルはプレーンなテキストファイルで、原則としてINIファイルの書式に準じます。 これらのファイルには次のようなセクションが必要です。
[Information]
Purpose = このファイルの使用目的
Language = このファイルを使用する言語の名前
Codepage = このファイルのコードページ
Purposeにはこのファイルの使用目的を指定します。この項目はファイルの種類によって厳密に決められています。 例えば、言語定義ファイルでは必ず「FlipCal Version 1.0 Language Definition File」を指定しなければなりません。 大文字小文字の区別もあります。
Languageにはこのファイルを使用する言語の名前を指定します。
Codepageにはこのファイルのコードページを指定します。
LanguageとCodepageは任意ですが、ファイルの内容を確認しようとする方への配慮として、指定しておくことをお勧めします。 また、このセクションは7bit ASCII文字のみで記述するべきです。 各国語版Windows固有の文字は、全てのユーザーが見ることができるとは限りません。
以下の例は、英語版単位定義ファイルのInformationセクションです。
[Information]
Purpose = FlipCal Version 1.0 Unit Convertor Definition File
Language = English
Codepage = 1252
以下の例は、日本語版メッセージ定義ファイルのInformationセクションです。
[Information]
Purpose = FlipCal Version 1.0 Message File
Language = Japanese
Codepage = 932